Sansanで強みの活かし方を学んだサマーインターン2021

本記事について

2021年の夏に1ヶ月間、Sansanのサマーインターンに参加した山田楓也です。

私はSansan Engineering Unit Mobile Applicationグループに配属し、「会社フォロー」という案件を担当しました。

本記事では、インターンを通しての学びについてご紹介します。

目次

参加目的

Sansanのインターンに参加した目的は大きく2点あります。

1点目は大規模なプロダクト開発を経験するためです。特にSansanのiOSアプリは画面数100以上で構成されています。そのため、大規模の開発で自身の業務経験がどこまで通用し、何が足りないかを見つけたいと考えていました。

2点目はプロダクトに魅力を感じるSansanの雰囲気を体感するためです。プロダクトに魅力を感じる要素として、プロダクト1つで人脈管理から人脈データの活用まで可能である拡張性や、リモート環境におけるビジネスの人脈形成を可能とする将来性が挙げられます。

目標設定

目的達成のために2つの観点から目標設定を行いました。

以下の通りです。

学んだ技術や知識についてアウトプットしたいと考え、自己成長に向けた目標も掲げました。

業務内容

それでは、実際に行った業務内容についてご紹介します。

大きく2点行いました。

  • 会社フォロー案件
  • LT会の運営

会社フォロー案件

Sansanアプリは名刺管理を主軸にしており、名刺情報から人脈形成につなげる複数の主要機能が存在します。名刺交換以外の主要機能として、フィードという名刺交換した相手の企業情報を受ける機能があります。フィードから企業情報を受け取るためには、名刺交換をすることが前提となっています。

そのため、名刺交換せずとも相手の企業情報を受け取ることを目的として、会社をフォローする機能の追加を行いました。

処理の流れとしては以下の通りです。

フォローボタンのレイアウトの作成からAPI通信まで行いました。

クラス図の作成

また、全体像の把握やタスクへの位置付けを示すため、クラス図を作成しました。

クラス図を作成することは初めてだったため、メンターさんに教わりながら作成しました。

LT会の運営

LT会のテーマは、「効率化のための<推しツール/推しポイント>」です。

各々知らなかった効率化を取り入れてチーム全体の生産性向上につなげることを目的としています。

自身の役割は以下の通りです。

  • 企画情報の共有
  • 司会進行
  • 発表者(テーマ:Notionメモツールについて)

業務以外の活動

業務以外にも他のイベントに参加したため、ご紹介します。

勉強会への参加

勉強会は毎日お昼休みの時に開催しています。

私が参加した勉強会の内容は以下の通りです。

  • RxSwift
  • modern autolayout
  • Human Interface Guideline
  • デザイナーの体験設計
  • など

基本的には、書籍を読みつつ気になった点を参加者と議論し合いながら進めます。

デザイナーの体験設計は、デザイナーが普段どのような考えでデザイン作成しているか、他領域の方がデザイナーに質問し合う勉強会です。

勉強会に参加して、社員さんがSansanのプロダクトを主軸に議論しているところに強く印象に残りました。

マネージャー職の方とランチ

勉強会の他にも、社員の方とランチをする機会がありました。

私は自身のキャリアプランの解像度を上げるため、マネージャー職の方とのランチを希望しました。

結果的に、PdMやCTO、グループマネージャーなどの方々と話す機会をいただきました。

視座の高い方とお話ができ、とても貴重な時間となりました。

学び

続いて学びについてご紹介します。

今回のインターンで以下の学びを得ることができました。

  • 強みの活かし方
  • クラス図を用いた全体把握と活用方法
  • VIPERアーキテクチャの理解
  • テストコード
  • など

特に苦労した点は、自身の強みの活かし方です。

まず自身が自覚している強みは「行動力」です。具体的には「自発的に改善提案する力」があると自負していました(自称)。しかし、今回のインターンでは、「自発的に改善提案する力」を生かすことができませんでした。

理由は、既にiOSチームの中でプロダクトに対する改善提案が行われており、自身の改善提案だとインパクトが弱いためです。インパクトのある改善提案を行うには、課題の重要性、具体的な改善策、改善に必要なコストなどを考慮する必要があります。強みを生かすためには、質を上げる必要があると感じました。

実際に改善提案を行った一例

他の強みを活かした場面も

インターン開始前にストレングスファインダーという診断ツールを行いました。

診断結果は、以下の通りです。

  • 未来志向
  • アレンジ
  • 戦略性
  • 最上志向
  • 目標志向

大体納得できますが、アレンジだけいまいちピンときていませんでした。 アレンジとは、様々な要素を組み合わせて最適化することで成果を出していく資質のことです。

ただ今回、LTの会の運営を行った際、アレンジを活かすことができました。

以前、iOSチームではLT会を行った際、予定していた時間を超過してしまったという話を聞いていました。そのため、当日はタイマーを使って、盛り上がりを保ちつつ、時間内に収まるように司会進行を行いました。

結果的に、コメント欄も盛り上がり、LT会は上手くいったと思います。

この経験から、過去の司会進行の経験と改善提案を組み合わせて、アレンジを活かすことができたと思います。

成果

インターンシップの成果は、期日に案件を完了させたこととLT会で司会進行や発表を行うことにより、プロダクトの成長やチームワーク向上に貢献しました。

また、冒頭で述べた自身の目標設定も達成することができました。

実際にアウトプットしました

Qiitaの記事 qiita.com

GitHub github.com

最後に

業務経験だけでなく、自身の強みをどのように業務に活かせるか、将来どのようなエンジニアになりたいかなどを明確することができました。

参加前は「この強みを活かすぞ」と意気込んでいたものの、実際参加してみると想定していた環境と異なっていたため、柔軟に考える必要がありました。

今後は、強みを最大限に活かせるよう「未来を見据えて プロダクト と チーム を設計できるエンジニア」を目指したいと思います。

Sansanの皆様、1ヶ月間ありがとうございました🙌