技術力に不安を抱えていた学生がたった一つの「悔しさ」を「行動力」に変えたことで得た気づき

Fuyaです。

タイトルにもある通り、私は元々技術力に不安を抱えていました。しかし、ある出来事によって生み出された「悔しさ」を「行動力」に変えたことで、私の人生は一転しました。

そこで今回、自身のエピソードと気づきをまとめてみました。最後まで目を通していただけたら幸いです。

目次

「悔しさ」を生み出したきっかけ

私が学部2年の終わり頃、学内ハッカソンに初めて参加した時に、「悔しさ」を生み出すきっかけとなりました。

当時私は開発経験もほとんどなく、プログラミングも得意ではなかったので、将来の就職が不安でした。どうしてもこの状況を変えたい、何か良いきっかけになるのではないかと思い、学内ハッカソンに参加しました。私はチームリーダとして、チームをまとめながらiOSアプリの開発を行っていました。しかし、ハッカソン中チームの連携が上手くいかず、未完成のまま発表し、悔いが残る結果となりました。

この時、私は人生の中で一番の「悔しさ」を感じました。周りの知り合いはたくさん受賞している中、自分たちは結果も残せず、プロダクトも未完成であり、チームメンバーも少し雰囲気が悪い状況だったからです。チームリーダだった私は責任を感じて、「自分は本当に何もできない人間だなぁ」と悲観していました。

それと同時に、「もし自分が誰よりも成長できたら、参加していた人たちを見返せるかも」という考えにも至りました。なぜこのような発想をしたのかは正直覚えていませんが、後から友人に言われて気づいたのですが、根っからの負けず嫌いだったのでは?と今は思っています。

この経験が自身にとって重要なターニングポイントとなり、今後自分を大きく成長させたのです。

「行動力」を発揮した経験

自身の成長につなげるため、私はどんなことにも挑戦しました。当時の私は、何が自分に向いているのかわからず、とりあえず迷ったら行動してみようという考えでした。

一つ一つ挙げていくとキリがないので、ここでは概要と別記事を紹介します。

もう少し詳しい内容は、以下の記事に載っています。

fuuyanyan.hatenablog.com

正直、前述していた「悔しさ」がなければ、ここまで必死に活動していなかったと思います。 今改めて振り返ると、過去に自分にはない「行動力」を発揮できたなあと思います。

経験から得た気づき

「悔しさ」を「行動力」に変えて、多くの経験を積むことができました。

これらの経験をもとに、大きく3点の気づきを得ました。

  • 自分の意志で行動し続け、最後までやりきること
  • 常にWhyとHowを意識して言語化すること
  • 関わる全ての人の幸せを考えること

エンジニアだけに関わらず、どの職種にも言えるようなことだと思います。人によっては当たり前すぎると思った方はご了承ください。

自分の意志で行動し続け、最後までやりきること

ハッカソンに何度も出場し続けたことで気づきを得ました。

私は冒頭で説明した「悔しさ」を常に感じており、どうしてもハッカソンの土俵で結果を残したいという意志(=目的)を持っていました。

最初に参加したハッカソンは散々でしたが、挑戦し続けることで、徐々に実装力も上がり、期間内にプロダクトを完成させることができるようになりました。少しずつ開発時の応用が効くようになり、ユーザ目線でプロダクトを考え、技術的に挑戦することでプロダクトの実現性を高められるようになりました。その甲斐あって結果にも結びついていきました。

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私は今回の経験を通して、自身の意志の元で、長期的に何度も挑戦し続けたことに意味があったと思います。「最後までやり切ろう」なんてどこでも言われていると思いますが、実際自身の意志で継続できる人は少ないと思います。就活時に多くの学生と会いましたが、やはり自分で考えて物事に取り組み続けている人ほど優秀な学生が多いと思いました。

学生のうちは何か課題を与えられ、それ通りにこなすことを当たり前のように行ってきました。しかし、これからは正解のない世の中に対して、自身の意志で物事を決めて、やり遂げる必要があると思います。周りからの批判や馬鹿にされることもあると思いますが、それでも自分を信じ続けたものには必ず見返りがあると思います。

常にWhyとHowを意識して言語化すること

どの経験にも共通して言えることですが、今回は企業インターンの経験を踏まえて説明します。

業務を行う中で、自身で課題を発見し、改善提案を行う場面が出てきます。ただ、その課題に対して「なぜその課題を解決する必要があるのか」、「解決に向けてどのように実現するのか」を必ず明らかにする必要があります。さらに自分自身が理解していれば良いのではなく、相手に伝わるように説明を行い、納得してもらう必要があります。私はインターン中に何度か提案しましたが、上手くいきませんでした。原因の一つとして、WhyとHowの深堀り不足とそれに対する言語化が足りていなかったためです。目的を明確にしていれば良いわけではなく、それを実現して会社にどのような利益があるのか、やるべきタスクで溢れている中でそのタスクは本当に優先すべきなのかをさらに掘り下げていく必要がありました。また当時私は説明する際、話が長く、端的に何を伝えたいのかわからないような説明をしていました。伝えるべき内容があっても、相手には伝わらない状態がありました。

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私はこれらの経験を通して、本質を捉えるための手段について経験することができました。実際の現場に出くわすと、意識しても実践することが難しいと考えます。

関わる全ての人の幸せを考えること

学内ハッカソンの運営の際にこの気づきを得ました。

最初私は学内ハッカソンの運営を行う上で、参加学生に満足してもらうことしか考えていませんでした。そんな時、ふと私は、「ハッカソン関係者への配慮が足りなすぎて、不満に思っているのではないか?」と考えました。相手の立場になった時、色々業務時間を割いて協力しているのに、得られるものがないまま終わるなんて...協力したいと思えない。そこで私は、ハッカソンの関係者全員がハッピーな状態を作りたいと思い、ハッカソン参加する上で不安感を与えないように、案内のドキュメント作成、学生との交流機会を提供を意図的に行いました。不手際な点も多かったと思いますが、それでも参加学生とスポンサー企業の双方から、「参加して良かった」「今後も続けてほしい」という声をもらいました。

私はこのハッカソン運営を通して、エンジニアの立場でも応用できることにも気づかされました。エンジニアも周りの開発メンバーや別領域のデザイナー、ビジネスサイドにも目を向ける必要があります。例えば、相手に伝わるように専門用語を噛み砕いて説明する必要だと思います。直接的に関わる相手だけでなく、その周りにも気を配ることができると、価値のある人間に成長できると思います。

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気づきを踏まえ伝えたいこと

私は多くの経験を通して、たくさんの気づきや学びを得ることができました。

実装力や技術的な知識量は他の学生よりも劣っていても、私は今までの経験が武器になっているので、自信も少し持てるようになりました。

よく「技術力がないから、自分は無理だ」と言う方を何度か見てきました。

そのような方は、自分にこう問いかけて欲しいです。

そもそも技術力ってなんだろう?コード書くことが全てなのか?本当に自分たちでは成し遂げられない?って

コード書くこと自体は経験を積むことで補えます。それよりも重要なことは沢山あります。それを自分で探し求めて欲しいと思います。

さいごに

ちょっと長めで拙い文章だったと思いますが、目を通していただきありがとうございます。

技術力に不安を抱えていた私ですが、行動することで多くの経験や学び、そして自信を得ることができました。

この記事を通して少しでも誰かのお役に立てれば幸いです。