怒涛のプロジェクト学習生活を振り返る
今年度は人生の中で一番濃い一年でした。
そして、2月21日にてプロジェクト学習が終了しました!
一年間必死に取り組んできてどういう考えで活動してきたかや今の自分だったらこの選択をしていたなとかいう感じで振り返りたいと思います。
時系列で書きたいけど、ちょっと時間も取れないので要点だけ書こうと思います。
そもそもプロジェクト学習とは
プロジェクト学習とは、本大学で行われるPBL(Problem-based Learning)の授業です。
PBLとは、自ら問題を発見し、問題解決する過程の中で知識や経験を得ていく学習方法のことです。
ミライケータイプロジェクトとは
ミライケータイプロジェクトとは、ミライ的な新規性のあるサービスの企画から設計、開発までを行うプロジェクトです。
自分たちの代は3つのグループに分かれ、それぞれでサービスを開発しました。
このプロジェクトに選んだ理由を話していきます。
前に記述していたハッカソン(学内で行われたコテンパンにされたやつ)のおかげでモチベが上がり、その流れで成長する機会に飢えていました。
プロジェクトを選ぶ際に先輩や友人から勧められていたプロジェクトにしようか、友人がたくさんいるプロジェクトにしようかで迷ってたところ、
働いてからのキャリアを考えた時に、大人数のマネジメントやリーダー経験を積んでおきたいと思い、先輩や友人から勧められていたミライケータイプロジェクトを選びました。
リーダーになったきっかけ
34名もいる4大学合同プロジェクトのリーダーになった経緯を話したいと思います。そもそも、リーダー経験は中学校の時に委員会の委員長を務めた程度です。
では、なぜやろうと決意したかと言うと、
結論としては、自分への挑戦と自己成長のためです。
そもそも全体のリーダーをやるつもりではなく、サービスリーダー(一つ階層が下のサブリーダー的な人)を選ぶ予定でした。
ただ、リーダーの特性と自分の欠点が重なることが多いため、克服して自己成長につなげたいと言うことで思い切り立候補しました。
簡単に羅列すると、この辺り。
- 主体性
- 決断力
- 説得力
リーダーになったからには、メンバーの育成と自己成長の両方を目標に活動していました。
合宿を経ての成長
私のプロジェクトは4大学合同の遠隔地で活動しているため、全大学が一斉に集まる機会として神奈川のセミナーハウスで合同合宿をします。
その他にもOBOGや協力企業の人も来てくれます。
合宿は教員がスケジューリングしてやるものではなく、学生自身が考えて設定します。
計2回合宿を行ったのですが、1回目の合宿前の準備期間は自分の客観的に見るとかなり酷かったなと思います。
理由としては、そもそも仕事の指示できなかったからです。
そのため、合宿までに準備は間に合わずスライドもギリギリまで作成していました...。
先輩や教員からはかなり助けてもらっていました...。
今であれば、もう少し人に仕事を分配させることと先輩や教員に早い段階で相談するべきだと思います。
困った時や詰まった時でも人に頼らないことがあるので、程々に頼るべきだったと思います。そのほうが自己成長にも繋げられるのと他のメンバーも徐々に機能してきたと思います。
自分がわからないことに対して、どのように聞くことで期待したアドバイスがもらえるかという考えも必要なはずです。
その他にも、OBからの一言で考え方が変わることもありました。
「プロジェクトは99%失敗するよ、ただそのプロセスが重要」と言われ、当時精神的に回復しました。
学生の時点で完璧にプロジェクトを成功させることは不可能なのに、無意識のうちに背負いすぎたと思います。しかし、この一言のおかげで気持ちの切り替えができました。
この後も、この一言で気持ちに余裕ができたまま進める事ができました。
根拠のない自信とはいえ、ポジティブ思考で物事を進めていかなければプロジェクトは失敗するという考え方に変わったため精神状態を維持していくことができました。
後半の追い上げ
後期の開発では、予定よりも成果物の完成度が低い状態でした。
上記に書いた2回目の合宿ではデモを披露する際に、動いていない状態のものを見せることにもなっていました。
しかし、合宿以降は他大学との連携もしやすくなったり、メンバーもコーディングに慣れてきたりで進捗が大きく出るようになりました。
結果として、最後の成果報告会で全サービス動くアプリを見せることができてよかったです。
自分が担当していたサービスは、自分が全て実装してしまったので罪悪感に溢れています。今だったら、メンバーの進捗管理を徹底的に行います。例えば、開発時間決めて、1時間おきにSlackのスレッドに書くとか。
「多分、この日までにやるって言ったからやるだろう」とかは通用しません。
そこで、信頼してしまうのは本当に自分として判断が甘かったと思います。
やっぱり、学生はモチベーション問題が大きな壁になるのでそこを完全に解決できていないのが心残りでした。
リーダーを務めてみての所感
当たり前ですが、
自分のことだけ精一杯かつ、他のメンバーの管理しなければいけないという環境下に置かれます。
全てが思うようにいかず、リーダーを辞めたいと思うくらい追い詰めていたこともありました。
しかし、諦めずに最後までやり切る事ができて良かったと思います。
リーダー経験を積んだことで得られたこと
まず、自分に足りないと感じていた、
- 主体性
- 決断力
- 説得力
この辺りを達成できたか、と言われると。
結論としては、多少は身に付けることができました。
主体性や決断力はプロジェクトを進める上で、提案やスケジューリングをすることで力を付いてきたと思います。チームに適した選択ができたかどうかで判断すると、感覚的には70%です。
特に、良かった点は自分一人で決めきらずに、メンバーにもヒアリングしたことが挙げられます。
さらに、失敗しても改善していくのでそこで上手く活かせました。
説得力は勉強会を開催したり、提案時の説明の際に身に付けることができました。しかし、メンバーに理解をしてもらえない時があったため、かなり減点されると思います。感覚的には50%くらい。
特に、悪かった点は、全体に向けて説明する機会が多かったことです。人間の性質上、一対一か一対多で話をする場合、集中して理解してもらえるのは一対一なのでそこを知るべきでした。そもそも、一対多だと聞いてないことが多いので長々と話をするのはお互いがナンセンスだなと思います。
個人や少数に落とし込むことをもう少し早く気づくべきでした。
このような理由で、3つのスキルは多少ついたという結論です。
その他にも成長できたと言えば、マインド面です。
最初は自己成長したい!で溢れていましたが、慣れていくごとに、サービスリーダーや大学リーダーへの指示の工夫することで、メンバーの成長させることも考えながら活動を進めていきました。
その考えから派生していき、誰かのために何かしようという考え(?)に至りました。
昔から人の役に立てることがやりがいに感じていたため、この意識を結びつける事ができました。
また、視野を広げたいや視点を変えるといった考え方をしてましたが、
最近では、視座を高めたいという考えに変わってきました。
今後もマインドを鍛えていきます。
最後に
プロジェクト学習を必死に行ってきたことにより、ただ成長できただけでなく、様々なところで評価される事が増えました。 人から評価されることは、自分のモチベーション向上に繋がります。
今後、自己成長も重要ですが、より他者に良い影響を与らえるような人間に成長していきたいです。