【惨敗ッカソン】SPAJAMハッカソンの経験を無駄にはしない
こんにちは、Fuyaです。
今回は、SPAJAMというハッカソンを通して学んだことについて紹介します。 本記事の対象は、ハッカソンが好きな学生、または、ハッカソンの出場経験がある方としています。
(記事投稿日と開催した日にギャップがあるのは許してください)
概要
SPAJAMについて
SPAJAMは、温泉でハッカソンを合言葉に、モバイル端末上で動作するアプリケーションの開発という条件で行うハッカソンです。
SPAJAMの第一回予選大会に出場しました。
初めてのオンライン開催で、2日間非常に新鮮でした。
自分たちが作ったサービス
自分たちが考えたアイディアは、「クセツッコミ」というサービスです。
自分で無意識に行っている癖をアプリで検出し、音声のツッコミで注意するといったサービスです。
以下、イメージ動画です。
結果
12チーム中、4チームが入賞できます。 しかし、自分たちのチームは入賞すらできませんでした。
こんなツイートしていたのですが、 https://twitter.com/gamegamega_329/status/1299363145442418689?s=21
見事に返り討ちにされました。
ハッカソンを通しての学び
さて、ここからが本題です。 今回のハッカソンは、結果が出なかったものの、 多くの失敗や学びがありました。
特に、チームマネジメントやアイディア出し、設計・開発の観点から学ぶことができました。 本記事で紹介するのは、ハッカソンで活用することに限定せず、今後の他の場所でも活かせるような学びも含めています。
以下の3つです。 - 役割を明確にすること - 納得しても必ず疑問を持つこと - 技術選定の視野を広げる
役割を明確にすること
チームマネジメントの観点で説明をします。
ハッカソンの2週間前にミーティングの時間を設け、役割分担決めを行いました。当初は、ハッカソンで作成する上で、Webアプリケーションとネイティブを混ぜることで、アイディアの選択肢が広がると考えていました。
しかし、チームメンバーに上記の意図が明確に伝わっていないという問題が起きました。お互い曖昧なままで進めてしまい、途中まで複数のプラットフォームで準備しつつも、最終的にWebは使わないという結果に至りました。Webアプリの環境を準備したメンバーには無駄な時間を使わせてしまったのです。
この場合、相手が理解しているか注意深く伺うべきだったと思います。 チームをマネジメントする上で、相手にわかりやすく説明をして、合意を必ずとることが重要だと実感しました。
納得しても必ず疑問を持つこと
続いて、プロダクトオーナーの観点で説明をします。
アイディア出しは、強制的に短時間でアイディアを出すクレイジーエイトというフレームワークを利用しました。アイディア出しは昼ごろから始めたのですが、チーム全員が納得いかず、全部で4時間ほどかかりました。最終的にアイディアを決める要因になったのは、オズボーンのチェックリストを利用した時です。 自分が少し捻ったアイディアを出すことができ、上記で説明したクセツッコミを考案しました。
しかし、少し捻ったアイディアを出すだけで満足してしまいました。結果的に深堀りができず、エンタメ要素が薄いアイディアになってしまいました。
この場合、プロダクトのコアの部分を決めた後、エンタメ要素のある体験をするためにはどうすれば良いかを考えるべきでした。1つ目の学びでも関連しますが、Whyや「誰を」「どんな状態にしたいか」を考えるのが甘いと感じました。
技術選定の視野を広げる
最後に、設計・開発の観点で説明します。
「クセツッコミ」のクセは、貧乏ゆすりの癖と口を開ける癖を対象にしました。貧乏ゆすりはポケットにスマホを入れていることを想定し、スマホ内蔵の加速度センサから貧乏ゆすりの揺れを検出します。口を開ける癖はフェイストラッキングから口の特徴点を追跡し、特徴点の変化量から口を開けているかどうかの判定を行いました。これらを踏まえて、SwiftのARkitとCoreMotionというフレームワークを利用しました。
結果的に完成することができました。しかし、技術的なチャレンジ要素が弱いと感じました。センサ値の閾値判定で癖を検出していましたが、完成度を上げるために、機械学習を用いて個人差の対応をすることもできたと考えます。口を開ける癖に関しては、話す動作も混同しているため、分類精度の検証をすることもできたと考えます。このように技術の活用する幅を広げていくべきでした。
まとめ
今回はSPAJAMハッカソンに参加して、以下の学んだこと3点について説明しました。
- 役割を明確にすること
- 納得しても必ず疑問を持つこと
- 技術選定の視野を広げる
一つ一つ学んだことを改善していき、少しずつでも良いので今回の経験を成長に結び付けたいと思います。